テーマ“第4週目はアート「Wind up ART KYOTO」”の最新記事

現代作家 金明姫さん

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今月のゲストは、現代作家、金明姫さんをお迎えしました。金さんは、2002年ワールドサッカー日韓共催に向けて、韓国人の顔1001個日本人の顔1001個合計2002個の韓紙と和紙で形採られたライフマスクを制作、展示公開プロジェクトアーチストとして知られる作家です。2002年以降は、"ピースマスク"プロジェクトと改称、世界平和を希求、実現する活動をマスク造形アートを通じて世界各国で継続されてきた方です。
現在は、京都、高浜を拠点として、日・中・韓3か国の若者たちを核に、1000個のマスク制作達成を目指す取り組みを始めたと、弾む声で話されたのが印象的でした。

現代作家 中村孝平さん

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今月のゲストは、ドイツロストック市での、アーチストin レジデンスプロジェクト招聘
作家として、約1ヶ月間の滞在制作を終え、帰国されて間もない、京都出身の現代作家、
中村孝平さんをお迎えしてお話を伺いました。還暦を超えて増々、創作意欲旺盛。海外
での評価高く'70代から氏の作品タイトルになった「being・notbeing」(有在・無在)は、生きる事の意味を考える際の導きのテーマーとしても多方面で話題にされています。
表現者としての時間的自由を確保する為、教職を辞す。今回のドイツロストック招聘を
機会に画塾も閉められ、これからは制作活動に専念するという人生設計に、考えさせら
れるところ大となったインタビューでした。

沈明姫さん

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世界最初の漆工博士となった沈明姫さんに、京都市立芸大大学院留学生として来日されてから学位を取得されるまでの、道程をお聞きしました。
ご本人の才能、努力は言うまでもありませんが、沈さんの目的達成に生涯忘れてはならない3人の師との出会いのエピソードは、人の一生にとって、人との出会いが如何に重要であるを教えられる大変興味深い話でした。
教育力が衰弱しているのでは?と思われる現代日本教育に関係した一人にとって、心に残るインタビューでした。


中原キイコさん

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昨年、生誕100周年記念巡回展で話題を呼んだ中原淳一に私淑し、後に、女性の目線で女性が描く、独自の"キイコ像"で知られる中原キイコさんをパリ展準備のため途中日本に立ち寄られた機会に、スタジオにお招きしてお話をお聞かせ頂きました。
今もハワイのアトリエで制作三昧の生活をされ、これまでの30年を超えようとする海外での活動歴の中で、大切にしている教訓は、"続けることの大切さを忘れないこと"であり、『あせらず、くさらず、あきらめず」が結局は王道に通ずるという信念をお持ちになっておられることに強い印象を感じたインタビューでした。

野村久之さん

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「ケラ美術協会」設立メンバーであり、戦後間もなく京都に次々と"因習打破"や"反官展"を旗印に誕生した、前衛活動の先駆的人物の一人として、京都北白川美術村開拓活動や、国内大学のみならず、メキシコ国立大学、州立大学などで、現代美術講座を担当されるなどの、華々しい経歴を重ね、今日もなお現役作家として、芸術を運動として実践して来られた野村久之氏の58年間をおずねしました。
番組を閉めることばとして次世代のみならず、現代を生きるすべての人々に向けて訴えられた「文化(芸術)こそが戦争を止める」という言葉は、実に重く心(しん)深くに刻み付けられました。
(Jo)

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