テーマ“第4週目はアート「Wind up ART KYOTO」”の最新記事

韓国伝統芸術院院長 金一志さん

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今月のゲストは、韓国伝統芸術院院長の金一志(キムイルチ)さんをお招きしました。
キムさんは韓国大邱出身で、1985年留学のため来日。1996年に、金一志古典舞踊学院を
京都に開校され、今日まで日本国内のみならず、韓国でも多数の公演活動を通じて、韓国文化芸能の伝播、普及に尽力されている方です。韓国舞踊の特徴は、動きは静かに見えますが、体内の気性は激しく動いていて、それを動作で表現する。という話しや、呼吸の使い方によって身体の動作をコントロールするという話し、そして、生死の確認を、西洋では脈を、東洋では呼吸で確かめる。それほどに、東洋人にとっては、呼吸法というのが大切であるという話しなど、金さんの体験に裏打ちされたお話は、蘊蓄の深いものでした。最後に、次世代の人たちへのメッセージをお願いしたら、何事もするのが「楽しい!」という気持ちになるものをみつけることが大切。と返ってきた。

平賀壯太さん

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今月のゲストは、新潟県出身の平賀壯太さんでした。
平賀さんは、分子生物学のご専門家で、大学での研究.教授職を退職後、現代美術作家として、制作活動に日々精励されているかたです。
最近では、LINKというグループに所属、毎年大作を京都市美術館で発表されています。
平賀さんによれば、アーチストとサイエンテイストは、普段接触する場は、あまりないかもしれませんが、共通するものは、ともに、「オリジナリテイー」のある仕事に自己の生を懸けるところではないか?
と言われます。その平賀さんが、最近最も関心を持ってられる事が、若者が元気になるマガジン「アートと科学」というWEB マガジンを制作仕様と現在考案中とのこと。とても刺激をもらえたインタビューでした。

セイリー育緒さん

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今月のゲストは、モノクロ写真作家であり、Film camera Revival 代表としても知られるセイリー育緒さんをお招きしました。
セイリーさんは、京都出身。その後、横浜・東京・メキシコシテイー・ハリウッド・サンフランシスコと文字通り、国際的なカメラ作家として活躍、現在は、京都を活動拠点にされている方です。
デジタルカメラは家電・通信機器のカテゴリーのものであるとの自説から一線を引き距離を置く。フイルムという感光素材の進化の歴史と運命を共にしてきたフイルムカメラに固執する。デジタル全盛の今日。フイルムカメラの復興を願い、古いフイルムカメラの修理までこなす。
①他者との議論 ②素直な反省 ③諦めない情熱が、夢を実現に導いてきたという言葉に説得されました。

マリオ・フランチエスコさん

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今月のゲストは、イタリア、モデナ市出身のマリオ・フランチエスコさんでした。
マリオさんは、日本の高等専門学校に当たる5年制の学校で、電気関係の専門コースを卒業、コンピューター関係の企業に就職されました。
その後、世界で最も古い大学として知られている、ボロニア大学で社会福祉関係の勉強をされ、兵役代替として老人ホームでボランテイアー活動に従事したのち、京都造形芸術大学、版表現コースに入学され、4年間の就学ののち、NPO法人で就労ビザ取得。木版技術、芸術理論の啓蒙振興活動に専念されてきた方です。
自然科学の専門家としてスタートされたマリオさんが、文化芸術の専門分野に方向転換された理由に、「人間としての感性の回復の必要性を感じたこと」をあげられた話に強い印象を受けたゲストトークでした。

JARFOのアートプロデューサー松原さん

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今月のゲストは、京都のギャラリー界で、JARFOのアートプロデューサーとして知られている松原さんから、作家活動の支援、海外紹介支援活動等々、現場の生のお話しをお聞きしました。
学生時代にインターン生として体験された、アートプロジュース、アートデイレクターの仕事の魅力に惹かれこの世界に入ってはや13年。
運動としてのアートを標榜するユニークな活動組織の今やリーダーとして、また若手世代の旗手としてもなにかと注目を集めている松原さん。
これからのギャラリーの将来像の一つとして、作品を展示、販売するという従来型の役割以外に、「良き文化・芸術あるところに良き人集る」の喩え(たとえ)通り、人が集えるフォーラム(公共広場)の機能を育成する空間創りの提言は、体験者のみに語れる重みを感じました。

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